【図解】メガバイト(MB)とギガバイト(GB)の違いは?1GBでできることや容量の選び方を徹底解説
新しいスマホやパソコンを買うとき、スペック表を見てこう思ったことはありませんか?
「128GBと256GB、値段が違うけど私にはどっちが必要なの?」 「そもそもMB(メガバイト)とGB(ギガバイト)、どっちが大きいんだっけ……」
データの単位は「KB・MB・GB・TB」と似たようなアルファベットが並んでいて、直感的にわかりにくいですよね。「とりあえず大きい方を買っておけば安心」と思いがちですが、必要以上の容量を選ぶと、数万円単位で損をしてしまうこともあります。
そこでこの記事では、IT用語が苦手な方でも「データの単位」が感覚的にわかるように、図解や身近な例(小銭やお札)を使ってやさしく解説します。
▼ この記事でわかること
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単位の大きさのイメージ(MBとGB、どっちが大きい?)
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「1GB」でできることの目安(写真なら何枚? YouTubeは何時間?)
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【スマホ・PC】失敗しない容量の選び方
「ギガが足りない!」というストレスから解放されたい方も、次の買い替えで無駄な出費を抑えたい方も、この記事を読めば自分にぴったりの「サイズ」が選べるようになりますよ。
それでは、まずは基本の単位の順番から見ていきましょう。
1. この記事でわかること(単位の大きさのイメージ、自分に合う容量の選び方)

デジタル機器を購入したり、通信プランを見直したりするとき、必ずと言っていいほど直面するのが「データの単位(容量)」の問題です。
「写真のバックアップを取りたいけれど、何GBのプランに入ればいいの?」 「パソコンは256GBで足りる? それとも1TB必要?」
このように悩んだ挙句、よく分からないからと店員さんに勧められるまま高いモデルを買ってしまったり、逆に安さを重視しすぎてすぐに容量不足になってしまったり……。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
この単位の違いや感覚を正しく理解することは、実は無駄な出費を抑え、快適なデジタルライフを送るための近道なのです。
この記事では、専門用語が苦手な方でも直感的に理解できるよう、難しい理屈抜きで以下のポイントを解説します。
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単位の大きさのイメージ
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「MB」と「GB」、どっちがどれくらい大きいの?という疑問を、身近なものに例えてスッキリ解消します。
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自分に合う容量の選び方
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「1GBあれば何ができるのか」という目安を知ることで、あなたの使い方(写真メイン、動画メイン、事務作業メインなど)に最適な容量が判断できるようになります。
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「数字を見るだけで頭が痛くなる」という方こそ、ぜひ読んでみてください。読み終わる頃には、自分に必要な「サイズ」が自信を持って選べるようになっているはずです。
2. データの単位(KB・MB・GB・TB)の順番と読み方

スマホの契約プランやパソコンのカタログを見ていると、「GB」や「TB」といったアルファベットが飛び交っています。「どれが大きくて、どれが小さいの?」と混乱してしまうのも無理はありません。
実は、このアルファベットの並び順には単純なルールがあります。
ここさえ押さえておけば、自分に必要なスペックが一瞬で判断できるようになり、今後のデジタル機器選びがグッと楽になります。まずは基本となる「単位の順番」と「関係性」から整理していきましょう。
2-1. 【図解】小さい順に並べてみよう(KB < MB < GB < TB)

データの基本単位は「B(バイト)」です。 そして、数が大きくなるにつれて、頭に「K(キロ)」「M(メガ)」といった接頭辞がつきます。
小さい順に並べると、以下のようになります。
KB(キロバイト) < MB(メガバイト) < GB(ギガバイト) < TB(テラバイト)
ざっくりとしたルールは、「単位が1つ上がると、数字の桁が約1,000倍になる」です。
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1,000 KB = 1 MB
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1,000 MB = 1 GB
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1,000 GB = 1 TB
昔(ガラケー時代)は「KB(キロバイト)」が主流でしたが、写真や動画の高画質化に伴い、今では「GB(ギガバイト)」が当たり前の時代になりました。さらに最近のパソコンや外付けHDDでは、その上の「TB(テラバイト)」もよく見かけるようになっています。
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単位の順番 小さい順に KB < MB < GB < TB となる。
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増え方のルール 単位が1つ上がると、数字の桁は 約1,000倍 になる。(例:1,000MB = 1GB)
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時代の変化 昔はKBが中心だったが、現在は GB が標準となり、さらに大きな TB も普及している。
2-2. 基本イメージ:MBは「本」、GBは「本棚」、TBは「図書館」

「1,000倍ずつ増える」と言われても、数字だけではピンとこないかもしれません。 そこで、データの容量を「本」に例えて整理してみましょう。
① KB(キロバイト)は「メモ用紙 1枚」
一番小さな単位です。
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イメージ: ペラペラのメモ用紙や、本のページ1枚分。
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感覚: 軽すぎて、1枚あってもほとんど重さを感じません。今の時代、この単位を気にすることは少なくなりました。
② MB(メガバイト)は「本 1冊」
KB(ページ)が約1,000枚集まって、1冊の本(MB)になります。
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イメージ: 小説や漫画の単行本 1冊。
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できること: スマホの写真1枚、音楽1曲など。
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感覚: 「1冊ならカバンに入れても軽いが、何十冊も集まるとカバンが重くなる」
③ GB(ギガバイト)は「本棚 1台」
MB(本)が約1,000冊集まると、GB(本棚)になります。スマホやPC選びで一番気にする単位です。
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イメージ: 部屋に置く大きな 本棚。
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できること: 動画配信の視聴、スマホゲーム、映画のダウンロード。
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感覚: 「かなりの量の本が入るが、埋まってしまうと新しい棚(容量追加)が必要になる」
④ TB(テラバイト)は「図書館」
GB(本棚)がさらに1,000台集まった状態です。とてつもない大きさです。
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イメージ: 地域にある大きな 図書館。
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できること: パソコン丸ごとのバックアップ、高画質動画の大量保存。
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感覚: 「一生かかっても読みきれない(使い切れない)ほどの膨大な保管スペース」
まとめると、 「本(MB)を集めて、本棚(GB)に並べて、入り切らなくなったら図書館(TB)に保管する」 というイメージを持つと、それぞれの規模感がわかりやすくなります。
【本に例えたデータの大きさ】
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KB(キロ)=「メモ用紙 1枚」 ペラペラで重さを感じない最小単位。
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MB(メガ)=「本 1冊」 メモ(KB)が1,000枚集まったもの。写真1枚や音楽1曲レベル。
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GB(ギガ)=「本棚 1台」 本(MB)が1,000冊入るサイズ。動画やゲームなど、スマホ・PC選びの基準。
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TB(テラ)=「図書館」 本棚(GB)が1,000台並ぶ巨大空間。PC全体のバックアップなど、使い切れないほどの量。
3. 【目安表】「1GB」で実際なにができる?

スマホのプラン選びやデータ残量を確認する際、「あと1GB」と言われても、具体的にどれくらい使えるのかピンと来ない方は多いのではないでしょうか。 「動画なら何分見られるの?」「LINE通話なら何時間?」 そんな疑問を解消するために、日常よく使うサービスごとに「1GBでできること」を一覧にまとめました。この目安表を見れば、ご自身の使い方で1GBがどれくらいの価値を持つのか、直感的に掴めるようになります。
3-1. スマホの写真(何枚?)・動画撮影(何分?)

「1GB」という容量の中に、私たちの思い出はどれくらい保存できるのでしょうか?
これはスマートフォンの「ストレージ容量(空き容量)」を気にする際や、クラウドへ「バックアップする際の通信量」を考える上で非常に重要な目安となります。
結論から言うと、写真は「意外とたくさん入る」一方、動画は「一瞬で埋まる」という極端な差があります。一般的な画質設定を基準に見ていきましょう。
📱 写真の場合:約 300枚 〜 400枚
最近のスマートフォンの標準的な画質(1200万画素程度)で撮影した場合、写真1枚あたりのデータサイズは約2MB〜3MBです。
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L判プリント相当の画質(高画質): 約300枚
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SNS投稿用などの標準画質: 約500枚以上
1GBあれば、日常的なスナップ写真なら数ヶ月分は保存できる計算になります。「写真はあまり容量を食わない」と覚えておいて大丈夫です。
🎥 動画の場合:約 5分 〜 10分
動画撮影は、写真とは比較にならないほど膨大なデータを消費します。特に注意が必要なのが「画質設定」です。
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フルHD(1080p)撮影: 約 6分 〜 8分
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一般的なスマホ動画の初期設定です。1分間で約150MB〜200MB消費します。
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4K撮影: 約 2分 〜 3分
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超高画質ですが、データ量はフルHDの3〜4倍です。たった数分の動画で1GBを使い切ってしまいます。
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※数値はiPhoneやAndroidの標準的な圧縮形式(HEIF/HEVCなど)を用いた場合の概算です。撮影対象の色数や動きの激しさによってデータ量は増減します。
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- ※数値はiPhoneやAndroidの標準的な圧縮形式(HEIF/HEVCなど)を用いた場合の概算です。撮影対象の色数や動きの激しさによってデータ量は増減します。
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結論: 写真は「大量」に保存できるが、動画は「一瞬」で1GBを使い切る。
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写真(約300〜500枚):
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1枚あたり約2〜3MB(1200万画素)。
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日常的なスナップ写真であれば、数ヶ月分を余裕で保存可能。
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動画(約2〜8分):
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フルHD(1080p): 約6〜8分(1分間で約150MB〜200MB消費)。
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4K: 約2〜3分(フルHDの3〜4倍のデータ量)。
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注意点: 実際のデータ量は、圧縮形式(HEIFなど)や撮影対象によって増減します。
3-2. YouTube視聴・LINE通話・Zoom会議

スマホのデータ通信量(ギガ)が減る一番の原因は、やはり「動画」と「ビデオ通話」です。 しかし、同じ動画でも「YouTubeを見る」のと「Zoom会議をする」のとでは、消費ペースが異なります。それぞれのサービスで1GBがどれくらい保つのか、実用的な目安を見ていきましょう。
📺 YouTube視聴:画質で劇的に変わる
YouTubeなどの動画配信サービスは、画質設定(解像度)によって通信量が数倍〜数十倍変わります。
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高画質(720p・HD): 約 1時間
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スマホで綺麗に見える画質です。この設定だと1GBはたった1時間でなくなります。
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中画質(480p・SD): 約 2時間
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DVD相当の画質です。スマホの画面サイズなら十分楽しめます。
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低画質(360p): 約 3時間
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画質を少し落とせば、3時間程度視聴可能です。移動中の暇つぶしならこの設定がおすすめです。
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【節約のポイント】 YouTubeアプリの設定が「自動」になっていると、回線速度が速い場所では勝手に高画質(1080pなど)になり、30分程度で1GBを消費してしまうこともあります。「データセーバー」機能をオンにしておくと安心です。
📞 LINE通話:音声は「無限」、ビデオは「有限」
連絡手段として欠かせないLINEですが、音声通話とビデオ通話では天と地ほどの差があります。
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音声通話: 約 55時間
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1GBあれば、丸2日以上話し続けられます。音声のみなら、ギガの消費はほぼ気にしなくてOKです。
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ビデオ通話: 約 3時間
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映像が付くとデータ量は一気に増えます。長電話をする際、顔を見る必要がなければカメラをオフにするだけで大幅な節約になります。
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💻 Zoom会議:1GBは「会議1回分」
テレワークやオンライン授業で使うZoomは、双方向で映像を送受信するため、YouTubeを見るよりもデータ消費が激しくなる傾向があります。
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ビデオ会議(標準画質): 約 1.5時間 〜 2時間
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1GBで保つのは、90分程度の会議1回分と考えてください。
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画面共有あり: さらに消費増
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資料を高画質で共有したり、大人数が参加している場合はさらに消費が早まります。
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テザリング機能を使ってPCでZoomに参加する場合、1時間のミーティングで600MB〜800MB消費するのが一般的です。大事な会議中に接続が切れないよう、残量には十分な余裕を持つか、Wi-Fi環境の使用を強く推奨します。
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YouTube(画質設定で大きく変化):
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高画質 (720p): 約1時間。
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中画質 (480p): 約2時間。
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低画質 (360p): 約3時間。
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注意: 画質設定が「自動」だと、高画質になり30分程度で1GB消費する場合があるため、「データセーバー」推奨。
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LINE(音声と映像の差):
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音声通話: 約55時間(ほぼ消費を気にしなくてOK)。
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ビデオ通話: 約3時間。
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Zoom(データ消費が激しい):
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ビデオ会議: 約1.5時間(90分の会議1回分が目安)。
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PCテザリング: 1時間で600〜800MB消費するため、Wi-Fi環境の使用を強く推奨。
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4. 1TB(テラバイト)は1GBの何倍?圧倒的な「桁」の違い

ここまで、スマートフォンの通信量や写真の枚数を例に、「1GB」という単位の中でいかにやりくりするか、その節約術や限界について見てきました。「今月はあと0.5GBしか残っていない…」と、残量を気にしながらハラハラした経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかし、パソコンのハードディスク選びや、クラウドストレージ(iCloudやGoogle Oneなど)の有料プランを検討する段になると、突然「TB(テラバイト)」という、聞き慣れない巨大な単位が登場します。
「GB(ギガ)」と「TB(テラ)」、アルファベットが1文字変わっただけのように見えますが、この2つの間には、これまでの「2倍」や「3倍」といった常識が通用しない、圧倒的な「桁」の違いが存在します。
もしあなたが、「1TBって、64GBのスマホのちょっといいやつ(大容量版)くらいでしょ?」と漠然と考えているとしたら、それは非常にもったいない誤解かもしれません。なぜなら、1TBの世界を知ることは、日々の「容量不足のストレス」から完全に解放されることを意味するからです。
これまでの「GB」が、日々の荷物を入れる「リュックサック」だとしたら、「TB」はもはや家財道具一切を飲み込む「巨大な倉庫」です。
では、具体的に「1TB」とは「1GB」の何倍にあたるのでしょうか? そして、なぜバックアップ用には「最低でも1TB」が推奨されるのでしょうか? 数字のトリックと、その実力を紐解いていきましょう。
4-1. 1TB = 約1,000GB(正確には1,024倍)

「1TBは何GB?」と聞かれたら、まずはざっくり「約1,000GB」と覚えてしまいましょう。
日常生活で「あとどれくらい写真が入るかな?」と計算する分には、この「1000倍」という認識で十分です。
しかし、ITの教科書やパソコンのシステム上では、少し違ったルールが適用されます。ここには、コンピュータならではの計算方法が関わっています。
🔢 人間は「1000倍」、コンピュータは「1024倍」
私たちの世界(10進法)では、キロ(k)やメガ(M)といった単位はきれいに1000倍ずつ増えていきます。
一方、0と1で動くコンピュータの世界(2進法)では、「2の10乗 = 1024」を区切りの良い数字として扱います。
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一般的な感覚(カタログ表記など): 1TB = 1,000GB
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厳密な計算(Windows上の表示など): 1TB = 1,024GB
この「24」のズレが、積み重なると意外と大きな差になって現れます。
⚠️ 「容量が足りない?」の正体
外付けハードディスクやSSDを買った時、こんな経験はありませんか?
「1TBの製品を買ってパソコンに繋いだのに、プロパティを見たら約930GBしか認識されていない…不良品?」
これは不良品ではなく、計算ルールの違いによるものです。
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メーカー(箱の表記): 1兆バイトを「1TB」として製造・販売します。(1000換算)
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パソコン(Windows): 1兆バイトを1024で3回割り算して容量を表示します。(1024換算)
このように、表記上は「1TB」でも、パソコン画面上では「約931GB」となり、約70GB(=スマホ数台分)もの容量が「消えた」ように見えるのです。
これから大容量のストレージを買うときは、「実際に使えるのは表記の9割ちょっと」と思っておくと安心です。
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基本の目安:
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日常生活では「1TB = 約1,000GB」と覚えておけばOK。
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計算ルールの違い(ズレの原因):
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人間(カタログ): 1,000倍ずつ増える(10進法)。
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PC(Windows): 1,024倍ずつ増える(2進法)。
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「容量が足りない」現象:
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1TBの製品を買っても、PC画面上では「約931GB」と表示される。
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これは不良品ではなく、計算方式の違いによる仕様(約70GB分が少なく見える)。
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購入時の注意:
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実際に使える容量は「表記スペックの9割ちょっと」と見積もっておくと安心。
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4-2. 1TBあれば何ができる?(映画の本数やバックアップの話)

「1,000GB」と言われても、数字が大きすぎてピンと来ないかもしれません。 しかし、これを私たちの身近なコンテンツに換算すると、1TBが「デジタルな巨大倉庫」であることがよく分かります。
ここでは、「エンタメ(映画)」と「安心(バックアップ)」の2つの観点で、1TBの実力を検証してみましょう。
🎬 映画なら:週末に1本観ても「4年」かかる
高画質の映画(フルHD画質・2時間)をダウンロード購入したり、レンタルして保存する場合、1本あたりのデータ量は約4GB〜5GB程度が一般的です。
これを1TB(約1,000GB)に換算すると……
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映画(フルHD): 約 200本 〜 250本
なんと、映画200本分です。 もし毎週土曜日に1本ずつ映画を観たとしても、すべて観終わるのに約4年間かかります。 DVD画質(SD)であればさらに本数は増え、500本以上の映画を持ち運べる計算になります。1TBの外付けHDDやSSDがあれば、ネット環境がないキャンプ場や飛行機の中でも、一生退屈することはありません。
🛡️ バックアップなら:PCもスマホも「丸ごと」入る
1TBが真価を発揮するのは、データの倉庫として使う「バックアップ」の用途です。
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パソコンのバックアップ 一般的なノートパソコンの容量は256GB〜512GBが主流です。つまり、1TBあればパソコンの中身を丸ごとコピーしても、まだ半分以上の空きがあります。「パソコンが壊れてデータが消えた!」という悲劇を防ぐための保険として、1TBは最適です。
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スマホの写真・動画 家族のスマホ(平均使用量64GB〜128GBと仮定)であれば、約8台〜15台分のデータを保存可能です。 「iCloud」や「Google One」などのクラウドストレージで2TBプランが家族シェア推奨となっているのは、これだけの容量があれば家族全員の思い出を画質を落とさずに保存し続けられるからです。
🎮 参考:ゲームなら「10本」で埋まることも?
注意が必要なのはゲーマーの方です。最近の3Dゲーム(PS5やPCゲーム)は超高画質化しており、1つのソフトで100GBを超えるものも珍しくありません。
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最新の超大作ゲーム: 約 10本分
映画なら200本入る1TBも、最新ゲームとなると10本程度で満杯になることがあります。「何を入れるか」によって、1TBの価値は大きく変わるのです。
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映画(エンタメ):
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フルHD画質: 約200〜250本(週1本観ても約4年かかる量)。
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SD画質: 500本以上保存可能。
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バックアップ(安心):
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パソコン: 中身を丸ごとコピーしても余裕あり(一般的なPCは256〜512GB)。
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スマホ: 約8〜15台分のデータを保存可能(家族全員の写真・動画管理に最適)。
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ゲーム(注意点):
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最新3Dゲーム: 1本100GBを超える場合があり、約10本程度で満杯になることもある。
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※「何を入れるか」によって1TBの価値は大きく変わる。
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4-3. ペタバイト(PB)など、さらに上の単位も少し紹介

ここまで「1TB(テラバイト)は一生かけても使い切れないかも」というお話をしましたが、デジタルの世界には上には上がいます。
GoogleやAmazonのような巨大IT企業や、スーパーコンピュータの世界で扱われる単位。それが「PB(ペタバイト)」です。
☁️ 1PB(ペタバイト)= 1,000TB
ペタバイトは、テラバイトのさらに1,000倍の大きさです。
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1PB = 1,000TB = 1,000,000GB
ゼロが6個も増えて、100万ギガバイトになります。 もし1PBのハードディスクがあったとしたら、フルハイビジョン画質の動画を約13年間、24時間365日寝ずに録画し続けてようやく満杯になる量です。個人で使い切ることはまず不可能です。
📈 さらにその先の世界(エクサ・ゼタ・ヨタ)
「ペタ」のさらに上には、もはや天文学的な数字のような単位が続いています。これらは「全世界のデータ通信量」などを表す時くらいにしか登場しません。
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EB(エクサバイト): 1,000 PB
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人類がこれまでに話した言葉をすべて録音しても5EBに収まると言われたことがあります(諸説あり)。
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ZB(ゼタバイト): 1,000 EB
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現在の全世界のデジタルデータ総量は、すでにこの「ゼタ」の領域に突入しています。
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YB(ヨタバイト): 1,000 ZB
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現在定義されている中で最大の単位です。
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私たちが日常で気にする必要があるのは「TB」までで十分です。「ペタ」以上が出てきたら、「とにかく世界の裏側で動いている巨大なデータのことだな」と思えば間違いありません。
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1PB(ペタバイト)= 1,000TB(100万GB):
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フルHD動画を約13年間録画し続けられる量。
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GoogleやAmazonなどの巨大企業が扱う規模で、個人で使い切ることは不可能。
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さらに上の単位(1,000倍ずつ増加):
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EB(エクサバイト): 全人類の言葉を録音しても5EB程度と言われる。
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ZB(ゼタバイト): 現在の世界中のデータ総量規模。
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YB(ヨタバイト): 定義されている最大の単位。
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結論: 日常生活では「TB」まで理解していれば十分。「ペタ」以上は「世界規模の巨大データ」という認識でOK。
5. 【スマホ・PC】失敗しない容量の選び方ガイド

KB、MB、GB、TBといった「デジタルの単位」の正体が分かったところで、いざ新しいスマートフォンやパソコンの購入画面を開くと、再び手が止まってしまうのが正直なところではないでしょうか。
スペック表に並ぶ「128GB」「256GB」「512GB」という数字。 容量がワンランク上がるだけで、端末の価格は数万円も跳ね上がります。「大は小を兼ねる」と自分に言い聞かせて高いモデルを買うべきか、それとも節約して最小モデルを選ぶべきか……。その差額で美味しい食事が何回もできると考えると、なかなか決断できない悩みどころです。
■ 現代の選び方は「クラウド」で決まる
かつては「予算が許す限り、一番大きい容量を買う」のが正解でした。しかし、今は事情が違います。私たちの手元には、iCloudやGoogleドライブ、OneDriveといった「クラウドストレージ(ネット上の見えない倉庫)」という強力な味方がいるからです。
この「見えない倉庫」をどれくらい活用するかで、選ぶべき機種はガラリと変わります。
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「クラウド活用派」なら: 写真はすべてクラウドに預けるため、スマホ本体はそこそこの容量で十分かもしれません。むしろ大容量モデルを買うと、中身がスカスカで「宝の持ち腐れ」になり、お金をドブに捨てることになりかねません。
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「本体保存派」なら: 高画質の動画を撮ってすぐ編集したり、電波の届かない場所で映画やゲームを楽しみたいなら、クラウドよりも「本体容量」への投資が不可欠です。
■ 「少なすぎ」にも落とし穴が
だからといって、「クラウドがあるから一番安い64GBでいいや」と安易に決めるのも危険です。 アプリ自体が巨大化している現代では、基本ソフト(OS)や必須アプリだけで容量が埋まってしまい、「クラウドにアップロードするための作業スペースすら残っていない」という本末転倒な事態に陥ることもあります。
「足りない」という日々のストレスと、「余らせる」という高額な無駄。 この両方を回避するためには、「本体に入れておくもの」と「クラウドに逃がすもの」のバランス感覚が重要です。
ここからは、あなたのデジタルライフスタイル(ライト・標準・ヘビー)に合わせ、スマートフォンとパソコン、それぞれで選ぶべき「ジャストサイズ」の容量を具体的に解説していきます。
5-1. iPhone/Androidスマホ編: 128GB vs 256GB、どっちがいい?

スマートフォンの機種変更で最も悩ましいのが、ここです。 一昔前は「64GB」が標準でしたが、アプリや写真の高画質化に伴い、現在は「128GB」が最低ライン(新標準)となりつつあります。
では、基本の「128GB」で十分なのか? それとも安心の「256GB」にすべきなのか? その答えは、あなたが「クラウドストレージ(iCloudやGoogleフォト)をどう使うか」によって明確に分かれます。
🔰 結論:基本は「128GB」+「クラウド」が最強のコスパ
多くの一般ユーザーにとって、今の正解は「128GBモデル」を選び、足りない分は「クラウド」で補うことです。
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理由1:価格差が大きい
iPhoneなどの場合、128GBから256GBに容量を上げると、端末価格が15,000円〜20,000円ほど高くなります。 -
理由2:クラウドの方が安い
差額の2万円があれば、月額130円〜400円程度のクラウドストレージ(50GB〜200GB)を数年間契約してもお釣りが来ます。 -
理由3:「最適化」機能が優秀
iCloud写真やGoogleフォトには「ストレージを最適化」する機能があります。これをONにすると、スマホ本体には「軽いサムネイル画像」だけを残し、重い元データはクラウドに保管してくれます。これにより、128GBのスマホでも、実質的に数千枚〜数万枚の写真を閲覧可能になります。
【128GBがおすすめな人】
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動画はあまり撮らない、またはYouTubeを見る専門。
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写真はクラウド(Googleフォト/iCloud)にバックアップしている。
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スマホゲームはパズルゲームやSNSが中心。
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とにかく端末代を安く抑えたい。
🚀 256GB以上が必要なのは「ゲーム」と「4K動画」
一方で、クラウドでは解決できない、どうしても「本体の物理的な空き容量」が必要なケースがあります。それが「重いゲームアプリ」と「高画質動画撮影」です。
アプリ自体はクラウドに逃がすことができません(プレイする時に本体にある必要があるため)。
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最近の3Dゲーム(原神、崩壊:スターレイルなど)
これらは1つのアプリで20GB〜30GB以上の容量を食うことがあります。アップデートのたびに容量が増えるため、128GBではOSや他のアプリと圧迫し合い、すぐにパンクします。 -
4K動画撮影
4K動画はデータ量が桁違いです。クラウドにアップロードする前の「一時保存」だけで数GB消費するため、本体に余裕がないと撮影中に「空き容量がありません」と止まってしまうリスクがあります。
【256GB以上がおすすめな人】
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重い3Dゲーム(オープンワールド系)を快適に遊びたい。
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動画編集をスマホアプリ(CapCutなど)で行いたい。
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4K動画を頻繁に撮影する。
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「容量の整理や削除をするのが面倒くさい」とお金で解決したい人。
迷ったら、「ゲームをガッツリやるか?」を自問自答してください。 やるなら256GB、やらないなら128GB+クラウド課金が、最も賢い選択です。
5-2. パソコン編: 事務作業なら256GB、動画編集なら1TBなど
スマートフォンの次は、パソコン(PC)の容量選びです。MacBookやSurfaceなどの薄型ノートPCは、購入後に自分で部品を交換することが難しい(あるいは不可能な)機種がほとんどです。「足りなくなったら足せばいい」が通用しにくいからこそ、最初の選択が肝心です。
PCのストレージ選びも、現在は「基本はクラウド、重い作業だけローカル(本体)」という考え方が主流です。用途別に「ジャストサイズ」を見ていきましょう。
🏢 事務・レポート・動画視聴なら: 「256GB」で十分
WordやExcelでの資料作成、大学のレポート、Web閲覧、YouTube視聴がメインの方です。
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推奨: 256GB
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クラウド活用: 書類データ(Word/Excel/PDF)は容量が非常に小さいため、OneDriveやGoogleドライブに保存してもすぐに一杯になることはありません。
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注意点: 「じゃあ一番安い128GBでもいい?」と思うかもしれませんが、パソコンの場合は128GBは避けたほうが無難です。
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WindowsやmacOSといった「基本ソフト(OS)」だけで数十GBを占有します。
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さらに、今後のアップデートや一時ファイルのために空き容量が必要なため、128GBだと常に「容量不足の警告」と戦うことになり、動作も遅くなりがちです。
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「最低ラインは256GB」と覚えておいてください。
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🎨 画像編集・ライトな用途なら: 「512GB」が安心の標準
趣味で写真をRAW現像したり、CanvaやPhotoshopでデザインをしたり、たまにフルHD動画を編集する方。あるいは「長く使うから容量不足で悩みたくない」という方です。
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推奨: 512GB
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理由: アプリケーション自体のサイズが大きくなるため、256GBだと少し窮屈です。512GBあれば、複数のソフトをインストールしても余裕があり、進行中のプロジェクトデータを本体に置いてサクサク作業できます。
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クラウド活用: 完成した作品や、過去の写真はクラウドへ。現在進行系の作業データだけを本体(512GB)に置くという使い分けが最もコスパが良いです。
🎬 動画編集・3Dゲームなら: 「1TB以上」が必須
4K動画の編集(Premiere Proなど)、本格的な3Dゲーム(Steamなど)、3Dモデリングをする方です。
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推奨: 1TB 〜
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理由: ここでは「クラウドは作業場所にはなれない」という点が重要です。
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動画編集やゲームは、データの読み書き速度が命です。クラウド上のデータを直接編集しようとすると、回線速度がボトルネックになり、カクついて作業になりません。
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数10GB〜100GBあるゲームデータや、巨大な4K動画素材を「本体」に保存し、高速なSSDの恩恵を受けて作業する必要があります。
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コスト削減テクニック:
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PC内蔵のSSDを1TBから2TBに上げると、メーカーによっては数万円高くなります。
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本体は1TBに留め、入り切らない素材データは「外付けSSD」に逃がすのが、プロもよく使うコスト削減術です。
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パソコンの容量選び:用途別ガイド
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選び方の基本
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後から増設できない機種が多いため、最初の選択が重要。
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「基本はクラウド、重い作業だけ本体」が現代の主流。
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🏢 事務・レポート・動画視聴:【推奨 256GB】
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書類データはクラウドへ保存し、本体容量を節約する。
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注意: 128GBはOS(基本ソフト)だけで圧迫されるため、動作が重くなりやすい。「最低ラインは256GB」と心得る。
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🎨 画像編集・デザイン・標準用途:【推奨 512GB】
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アプリ自体のサイズが大きくなるため、256GBでは窮屈。
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「進行中の作業は本体、完了分はクラウド」と使い分けるのが最もコスパが良い。
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🎬 動画編集・3Dゲーム:【推奨 1TB以上】
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読み書き速度が命のため、クラウドではなく「本体保存」が必須。
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節約術: 内蔵SSDを無理に2TBにせず、「1TB + 外付けSSD」でコストを抑えるのがプロの知恵。
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5-3. 外付けHDD/SSD編: バックアップ用なら何TB必要?
スマホやパソコンの容量が決まったら、最後に考えるのが「バックアップ」です。 「iCloudやGoogleドライブに保存しているから大丈夫」と思っていませんか? 実は、クラウドは便利ですが万能ではありません。
特にパソコンの「丸ごとバックアップ」や「大量の写真・動画保管」においては、依然として「外付けHDD(ハードディスク)」や「外付けSSD」が最強のコスパと安心感を誇ります。 クラウド時代だからこそ知っておきたい、賢い外付けドライブの選び方をご紹介します。
📏 黄金ルール:「親機の2倍」を選べ
「何TBを買えばいいの?」と迷ったら、この計算式を思い出してください。
パソコン(親機)の容量 × 2 = 目安の容量
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パソコンが512GBなら: 1TBの外付けドライブ
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パソコンが1TBなら: 2TBの外付けドライブ
理由: バックアップソフト(MacのTime Machineなど)は、「現在のデータ」だけでなく「過去のデータ」も履歴として保存していくためです。ギリギリの容量だとすぐに一杯になり、古いデータから消えていってしまいます。「2倍」あれば、かなり長期間の履歴を保持でき、誤って消したファイルも過去に遡って復元できます。
💾 「HDD」と「SSD」どっちがいい?
外付けドライブには2種類あります。用途に合わせて選びましょう。
1. HDD(ハードディスク): コスパ重視の「巨大倉庫」
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特徴: 安い、大容量、少し重い、衝撃に弱い。
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おすすめ用途: 家に置きっぱなしにする「定期バックアップ用」。
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目安価格: 4TBで1万円台〜。クラウド(2TBで月額1,300円〜)を数年契約するより圧倒的に安上がりです。
2. SSD(エスエスディー): 速度重視の「作業デスク」
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特徴: 超高速、軽い、衝撃に強い、少し高い。
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おすすめ用途: 動画編集の素材置き場、持ち運び用、ゲームのインストール先。
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注意点: データの転送速度がHDDの数倍速いため、快適さは段違いですが、大容量(2TB以上)になると価格が跳ね上がります。
☁️ クラウド vs 外付け: 賢い使い分け
「全部クラウドでいいじゃないか」という意見もありますが、それぞれ得意分野が異なります。
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クラウド(Google Drive / OneDrive等):
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役割: 「今使う書類」や「スマホ写真」の共有。
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弱点: 「復元」に時間がかかる。
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もしパソコンが壊れて1TBのデータをクラウドから復元しようとすると、光回線でも数日かかることがあります。外付けなら数時間で終わります。
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外付けドライブ:
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役割: 「PC丸ごと」や「昔の動画」の保管。
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弱点: 物理的な故障や災害(火事・水没)のリスク。
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【結論:最強の布陣はハイブリッド】
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日々の書類・スマホ写真 ➔ クラウド(自動同期で便利)
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PC全体のシステム・大量の動画 ➔ 外付けHDD(安価に丸ごと保護)
外付けHDD/SSDとバックアップの要点
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容量選びの黄金ルール
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目安は「PC容量の2倍」(例:512GBのPCなら1TB)。
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過去のデータ履歴も保存し、誤消去時の復元や長期バックアップに対応するため。
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HDDとSSDの使い分け
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HDD(コスパ重視): 安価で大容量。自宅での「定期バックアップ用」に最適。
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SSD(速度重視): 高速で衝撃に強い。動画編集やゲーム、持ち運びに最適。
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クラウドと外付けの役割分担
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クラウド: 「今の書類」や「スマホ写真」用。復元に時間がかかるのが弱点。
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外付け: 「PC丸ごと」や「昔の動画」用。高速な復元が可能。
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結論:最強のハイブリッド運用
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日常データは「クラウド」で同期し、システム全体は「外付けHDD」で安価に保護するのがベスト。
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バックアップは「保険」です。月額費用の掛からない外付けドライブを一つ持っておくことで、クラウドの容量節約にもつながり、結果として固定費を下げることも可能です。
6. 【中級者向け】なぜHDDの容量は「表示より少ない」のか?
『4-1. 1TB = 約1,000GB(正確には1,024倍)』で「外付けハードディスクやSSDを買った時になぜ容量が少なく表示されているのか」についての説明をしましたが、ここでは改めて、少し詳しく(中級者向けに)解説いたします。
新しい外付けHDDやSSDを買ってきた日。ワクワクしながらパソコンに接続し、プロパティ画面を開いて首をかしげたことはありませんか?
「あれ? 1TB(1000GB)の製品を買ったのに、931GBしか認識されていない……?」
箱にはデカデカと「1TB」と書いてあるのに、画面上では約70GBも減っている。 「もしかして不良品?」「初期設定で失敗した?」と焦る必要はありません。これはパソコンの世界で数十年続く「計算ルールの食い違い」によって起こる、正常な現象なのです。
🔢 原因は「1000」か「1024」かの違い
結論から言うと、このズレは「メーカー」と「Windows」で、容量の計算方法(単位の定義)が違うために発生します。
1. メーカーの言い分(10進法): 人間が普段使う計算方法です。「キロ(k)=1000」として計算します。 彼らにとっての1TBは、きっかり1兆バイトです。
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1KB = 1,000 Byte
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1MB = 1,000 KB
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1GB = 1,000 MB
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1TB = 1,000,000,000,000 Byte (1兆バイト)
2. Windowsの言い分(2進法): コンピュータは0と1の世界なので、「2の10乗 = 1024」を区切りの良い数字(キロ)として扱います。
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1KB = 1,024 Byte
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1MB = 1,024 KB
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1GB = 1,024 MB
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1TB = 1,099,511,627,776 Byte
📉 実際に計算してみよう
では、メーカーが作った「1兆バイト(1TBパッケージ表記)」のHDDを、Windows流の「1024ルール」で計算し直してみましょう。1兆バイトを、1024で3回割り算(KB→MB→GB)します。
1,000,000,000,000 ÷ 1024 ÷ 1024 ÷ 1024 ≒ 931.32…
答えは「約931」。つまり、Windowsは「あなたのHDDは1兆バイトですね。私のルール(1024換算)で言うと、それは931GBに相当しますよ」と表示しているだけなのです。中身のデータ領域が減っているわけではなく、「定規の目盛りが違う」とお考えください。
🍎 実は「Mac」だと減らない?
面白いことに、この現象は主にWindowsパソコンで起こります。macOS(Mac)では、数年前のアップデートからファイルシステムの表示基準をメーカーと同じ「10進法(1000倍)」に変更しました。そのため、Macに1TBのSSDを繋ぐと、表示もきっちり「1TB(またはそれに極めて近い数字)」になります。「Macだと容量が多く見える」のは、計算方法がメーカー寄りになったからです。
⚠️ 容量が大きくなるほど「ズレ」は広がる
「約7%のズレ」は、元の容量が大きくなればなるほど、無視できないサイズになっていきます。
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500GB の製品 ➔ 実表示 約465GB (-35GB)
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1TB の製品 ➔ 実表示 約931GB (-69GB)
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4TB の製品 ➔ 実表示 約3.63TB (-370GB)
4TBのHDDを買うと、計算上は約370GB、つまり「普通のSSD 1台分」くらいの数字が目減りして見えます。大容量ストレージを購入する際は、スペック表の数字を鵜呑みにせず、「Windows上では表記の約93%程度になる」と見積もっておくと、計画が立てやすくなります。
なぜHDDの容量は「表示より少ない」のか?
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故障ではなく「正常な仕様」
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1TB(1000GB)を買っても、Windows上で「約931GB」と表示されるのは計算ルールの違いによるもの。
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原因は「1000」と「1024」のズレ
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メーカー(10進法): 1KB = 1,000バイトとして計算(人間にとって分かりやすい)。
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Windows(2進法): 1KB = 1,024バイトとして計算(コンピュータの処理都合)。
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実際の計算式
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メーカー基準の「1兆バイト(1TB)」を、Windows基準(1024)で3回割り算すると「約931GB」になる。
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中身が減っているわけではなく、計測する「定規の目盛り」が違うだけ。
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Macは減らない?
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macOSはメーカーと同じ「1000進法」を採用しているため、ほぼ表記通りに表示される。
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購入時の目安
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容量が大きくなるほどズレも広がる(例:4TB製品なら約370GB分少なく見える)。
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Windowsユーザーは「表記スペックの約93%」が実際の表示容量と見積もっておくと安心。
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7. デジタルデータ単位に関するよくある質問(FAQ)5選
最後に、データの単位や容量について、多くの人が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。
- Q1. 「ギガが減る(通信量)」と「容量がいっぱい(保存容量)」は同じですか?
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A. いいえ、全く別のものです。
よく混同されますが、以下のようにイメージすると分かりやすいです。-
通信量のギガ(水道の蛇口): YouTubeを見たりWebを開いたりする時に「流れる」データの量。月々の契約上限(20GBなど)があります。
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保存容量のギガ(バケツ): 写真やアプリをスマホ本体に「貯める」場所の広さ。128GBや256GBなど、機種によって決まっています。「ギガ死(通信制限)」しても、スマホ内の写真を撮るスペース(保存容量)には影響しません。
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- Q2. Wi-Fiの速度で見かける「Gbps」と、スマホの「GB」は違うのですか?
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A. 違います。「小文字のb(ビット)」と「大文字のB(バイト)」の差です。
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Gbps(ギガビット): 主に「通信速度」で使われます。
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GB(ギガバイト): 主に「保存容量」で使われます。「8ビット = 1バイト」という決まりがあるため、例えば「1Gbps(1ギガビット)」の回線速度は、保存容量の単位に直すと「約0.125GB(125MB)」になります。「小文字のbは数字の割に中身が少ない」と覚えておきましょう。
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- Q3. スマートフォンやパソコンの容量は、後から増やせますか?
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A. 機種によりますが、最近は「増やせない」のが主流です。
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iPhone / iPad: 購入後に本体容量を増やすことはできません。
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Android: 「microSDカード」が入る機種なら、写真などの保存場所を増やせます。
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パソコン: Windowsのデスクトップ型などは部品交換で増やせますが、MacBookや薄型ノートPCは交換不可能なものがほとんどです。だからこそ、最初にクラウドを活用するか、少し大きめの容量を選んでおくことが重要なのです。
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- Q4. 写真をたくさん消したのに「空き容量」が増えません。なぜ?
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A. 「ゴミ箱」の中にまだ残っているからです。
iPhoneや多くのスマホでは、写真を削除しても「最近削除した項目(ゴミ箱)」という場所に30日間保管されます。これは誤って消した時のための安全機能です。今すぐ容量を空けたい場合は、アルバムの「最近削除した項目」を開き、そこから「完全に削除」を行う必要があります。
- Q5. HDDやSSDに保存したデータは、一生消えませんか?
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A. いいえ、機械には「寿命」があります。
デジタルデータそのものは劣化しませんが、それを保存している機械(HDD/SSD)は消耗品です。-
HDD(ハードディスク): 平均 3年〜5年
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SSD: 平均 5年以上(書き込み頻度による)ある日突然動かなくなることもあるため、大切な思い出は「2箇所以上(外付けHDD + クラウドなど)」にコピーして保存するのが鉄則です。
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8.まとめ
ここまで、KBからTBまでの「単位の正体」と、それを基準にした「賢い選び方」について解説してきました。 最後に、今回の記事で最もお伝えしたかった2つのポイントを振り返ります。
1. 単位の感覚がわかれば、無駄な出費を減らせる
私たちはつい、家電やパソコンを買う時に「よく分からないから、とりあえず一番高いやつ(大容量)を買っておこう」と考えてしまいがちです。これが「大は小を兼ねる」の心理です。
しかし、単位の感覚(1GBで何ができるか、1TBがどれほど巨大か)を知った今なら、無駄な出費をきっぱりと防ぐことができます。
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無駄なハイスペックを回避:
写真を全てクラウドに預けるなら、スマホは高価な512GBではなく、安価な128GBで十分かもしれません。浮いた数万円で、旅行に行ったり美味しい食事を楽しめます。 -
安物買いの銭失いを回避:
逆に、動画編集をするのに256GBのパソコンを買ってしまい、後から買い直すという失敗も防げます。
「自分に必要な量」を正確に見積もるスキルは、デジタル機器が高騰する現代において、最強の節約術になります。
2. 自分のライフスタイルに合った「サイズ」を選ぼう
「誰にとっても正解の容量」というものは存在しません。あるのは「あなたのライフスタイルに合ったジャストサイズ」だけです。
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☁️ クラウド派(ライトユーザー):
端末の容量はそこそこに、データをGoogleフォトやiCloudなどの「空の倉庫」に預けて身軽に過ごすスタイル。 -
💾 本体保存派(クリエイター・ゲーマー):
大容量のSSDや外付けドライブという「地上の巨大倉庫」を構え、重いデータをバリバリ使いこなすスタイル。 -
🛡️ ハイブリッド派(堅実なバックアップ):
日常はクラウドで便利に、大事な思い出は外付けHDDでガッチリ守る、いいとこ取りスタイル。
次に新しいスマートフォンやパソコンのスペック表を見たとき、そこに並ぶ「GB」や「TB」という文字が、単なる記号ではなく「自分にとっての快適な広さ」として具体的にイメージできれば、もう迷うことはありません。
ぜひこの記事を参考に、あなたにとって最適な「デジタルの広さ」を見つけてみてください。
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